公共施設あり方調査特別委員会視察2

本日は視察2日目
北九州から浜松まで移動していますが
見える景色は一面雪!
長野にいるのと変わらない感じです。
普段あまり雪を見ない方々には嬉しいような困ったような感じでしょうか?


浜松市 <ファシリティマネジメントに基づく資産経営の取り組みについて>
市域が1558キロ平方メートルあり、全国で2番目に市域が多い市。
平成の合併で12市町村が一緒になったために市の端から端に行くのに
2時間ほどかかるところもある。
・浜松市の資産のすがた
平成22年をピークに人口減少がはじまっており建物の保有も同じ。
学校施設が41%を占め学校と公営住宅を合わせると、全体の約57%
を占めることになる。また、道路延長は政令指定都市の中で第1位、
橋梁数は第2位と抱えているインフラが多い状況。
・資産経営の取り組み
平成21年度に「浜松市資産経営推進方針」を公表し、2001施設
についてデータの一元化をし、第1期施設評価、第2期施設評価を行い
平成22年度から平成23年度に個別計画を作成し、統廃合に取り組んできた。
結果平成27年度までの施設の削減状況は、439施設延べ床面積で
約22万平方メートル年間の維持管理経費にして約5億円の削減、
財政効果額は50年間の更新・改修経費で約1100億円削減されると見込まれている。
・これからの取り組み
今までの取り組みは不十分であったという認識の下平成28年3月に
「浜松市公共施設等総合管理計画」を策定
・ハコモノ資産に関する取り組み
施設の利用用途別23分類ごとに整理し、すべての施設について「施設カルテ」
を作り毎年公表し、PDCAサイクルの管理方針を明記している。
・インフラ資産に関する取り組み
資産の利用用途別5分類ごとに整理し、ランク分けして維持管理をしていく
RBMの考え方により予防保全の対象を明確にした上で、長寿命化計画を作成している。
民間活力の導入(PPP/PFI手法の優先的検討)、民間ノウハウを利用しての遊休財産の
利活用、借地解消事業、行政財産の有効活用、施設長寿命化などを積極的に進めている。
 官民連携地域プラットホームの取り組みは、地域を意識した民の活用について重要性
を高めた取り組みとなっている。

・施設カルテの作成はどの部署でやっているのか?
アセットマネジメント推進室が作り、更新は担当課。修繕計画も書き込んでいる。
・コンサルなどの助言は?
職員が個別に研修会などに参加はするが遊休資産管理以外はコンサルには頼んでいない。
総合管理計画も自前。資産経営を研修の一環で全庁に周知しているが、施設所管課
に危機感を持ってもらうこと大事。情報、意識の共有をしている。
・平成21年度に方針を出しているが?
市長が変わりファシリティマネージメントだけでなく行政改革なども強力に進めてきた。
削減439施設中、無駄をそぐ個別計画も区協議会に説明し、廃止の際にも説明してきた。
市がある程度方針をつくり説明をしてきた。やれるところからどんどんやっている。
・中山間地域への配慮は?
中山間地の活性化を支援するために条例を作り、積極的に地域の施設を使用してもらい、
コミュニティを無くさない配慮をしている。
・考察
各施設ごとのカルテを作り一元管理がされ、毎年公表することでPDCAサイクルを着実に
実行している点が大変参考になった。浜松市も長野市同様総合管理計画がハコモノと
インフラの両方の計画であるにもかかわらずインフラについては統廃合の議論がされる
ことなく維持だけが前提に置かれ維持管理のコストの工面に窮している。早急に現実的
な計画を推進していかねばならないと感じた。