3月11日が近づいてきました。

毎年2月の末に

東日本大震災の被災地を訪問することにしています

今年も

2月24日、25日に

南三陸町、石巻市に伺いました

素晴らしい快晴の中

新潟廻りで

東北道に

私は今回が22回目の被災地訪問

一番初めは

震災発災後1ヶ月目に

岩手県大槌町に行かせていただき

泥出しなどをさせていただき

その後も

友人と自分の車で

宮古市、田野畑村、大船渡市などに

行かせていただき、

多くのことを学ばせていただきました。

発災後2ヶ月の避難所で

被災者の皆さんのお話を聴かせていただき

時間の経過とともに

必要としている物の変化や気持ちの変化

その後

仮設住宅に住んでいらっしゃる方からの

新しい自治会を作ることの難しさ

仮設住宅で暮らすことの厳しさ

子ども発達支援センターでの

子どもたちへの支援の必要性など

長野でも

いざという時に必ず役に立つ多くのことを学ばせていただきました

もう

復興は大体終わっていて

支援の必要性なんか無いのでは?

という方もいらっしゃいます。

本当にそうなんでしょうか

毎年

中村隊長と

このプロジェクトで毎年支援ツアーをしている理由は

「自分の目で見て確かめて、何をしたら良いのか

何ができるのか、災害の教訓をどう生かしていけるのかを

自分で考えて欲しい。」

と思っているからです。

南三陸町には

震災の爪痕を残そうと

防災庁舎と

民間の葬祭場高野会館があります

今年も

高野会館に入れていただき周りの様子を見せていただきました。

ブルーのラインのところまで津波が来ました

高野会館の1階

高野会館の2階では震災当日高齢者の皆さんの

カラオケ大会が開催されていました。

屋上に一旦避難したもののまだ水が上がってきた

その上の機械室に

みんなで肩を寄せ合って1夜を過ごしたとの事

一瞬の判断が生死を分けた。

盛り土がされてようやく路が出来上がったところ

防災会館が

随分下にあります。

これから防災会館の周りは

公園になるとの事

来るたびに景色が変わっています。

今年は

松代紅江戸小彼岸桜を持っていき

桜を通して

これからも交流をしていくことを

約束しました。

毎年必ず訪問するところに

大川小学校があります。

今年は

語り部の方にしっかりとお話を伺い

いつもと違うところから

小学校を見せていただき

また新たな学びもさせていただきました。

今回も本当に多くのことを学ばせていただけた

ツアーでした。

朝焼けを見ながら

発災後1ヶ月目に大槌町で迎えた朝

震度3から4の余震の中

見た朝焼けを見て

新しい朝が来るのは当たり前のことではない

今日を迎えられたことに感謝した事を思い出しました。

そして

色々な方にお世話になり

今生きていることに感謝し、

1日1日を大切に暮らして行かなくてはと

あらためて感じさせてもらった

東北ツアーでした。

今回も素晴らしい皆さんとご一緒できたことに感謝いたします。